ここは北海道大雪山麓、日々家具づくりにいそしんでいます。
白樺プロジェクトでは材の履歴を重視します。
誰がどの山からいつ、どのような理由で伐採したのか。
それをエンドユーザーにお伝えするべく、「白樺認証」を行っています。
使用した材の履歴を小さなシールで製品に添付、又はカードといった形でお送りしています。
そのために製材した後の材の整理もしっかりとしておかなければなりません。
樹凛工房では、乾燥が仕上がった製材にアルファベット2文字と数字2桁で整理番号を降っています。
実に単純明快な方法なのですが(笑
製作にあたり、部材を木取りした後に残る端材や棒材にもその都度整理番号を降りなおして保管しています。
材を有効に使用するために、特に大きな製品や建築物件では異なった整理番号の材を合わせてで製作することがありますが、その場合は主要な部材に使った材、もしくは使用部分の多い材の履歴を使用しています。
今現在、樹凛工房に在庫している白樺材の整理番号は、SS19、SS20、HU20、の3つ。
SS19材は、在庫は短尺材と節の多い材のみ。
SS20の天板材を木取った後の短い材。
今後、椅子などの小型家具に使用していきます。
「木取り」という工程の中で、このような棒材が副産物として多く出ます。
こちらも全て整理番号を降りなおして保管!
椅子や小物の製作に使用していきます。
こちらは、この2月に造材したSS21材。
大半はすでに人工乾燥中ですが、この一山は、今回新たな試みとしていきなりの蒸気式人口乾燥は行わずに、目下工房軒下で天然乾燥中のもの。
雪解けを待って除湿式低温乾燥を行い、その後応力抜きの蒸気式乾燥を行う予定です。
- 2021/03/21(日) 11:59:42|
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