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大雪山麓~樹凛工房

ここは北海道大雪山麓、日々家具づくりにいそしんでいます。

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山桜でつくっています。

IMG_2210.jpg


ヤマザクラが人気のようです。

ここのところ、ヤマザクラでの製作が続いています。
先日はメーカーさんからのご依頼でダイニングチェアを製作。
背の部分 (笠木といいます) のアールとスポークが美しい製品です。
その笠木は 「曲げ木」 と言う技術を用いています。
樹凛工房では、このような成型加工は通常 「削り出し」 といって、一本の木材から予め製作した型を使用し削っていく方法で製作しています。
今回のように 「曲げ木」 を用いるときは外注となります。
この曲げ木、簡単に言えば木材を蒸して型に入れて曲げる方法で、木材の無駄を少なくでき、強度も期待できます。
そういった長所の反面、製品後の曲げ戻りを生じることがある他、加工用の設備も必要になります。

一般に曲げ木用の樹種としてはブナ材が多く用いられます。
ナラなどもよく用いられますが、樹種によって曲げやすさは異なり、以前ナラ材で製作した時は半径300mmのアールを用いました。
今回のヤマザクラはその点曲げにくいようで半径400mmのアールが限界のようでした。


IMG_2241.jpg


木材の 「割れ」 や 「節」 といった傷・欠点は、その成長の段階で生ずるものと伐採後に生ずるものがあります。
通常の家具製作では、このような傷・欠点部分は使用しません。
製材の段階でも単価 (立方メートルあたりの価格) は随分と安価になります。
しかし、それらも皆個々の木たちの成長の歴史であり、個性でもあります。
その個性をいかにうまく生かしてあげるか・・・
そんな課題と対峙した時、これがまた正解というものがないのですね。
あれやこれやと思案するのですが、どこを解とするのか・・・そこで悩んでしまいます。
うまく使用すれば味わい深い製品となり、まさに 「一品もの」 になります。

今回は耳付きの天板です。
製材された木を、アジの開きみたいにパカッと開いて 「契」 で繋ぎました。
2月の工房は繁忙期の真っ只中、月末にもヤマザクラでのご依頼を受けています。

さて、2月の北海道は厳冬期。まだまだ厳しい冬は続きます。
日々の仕事に除雪・排雪と工房の煙突掃除・・・これがよく詰まるんです・・・忙殺されております(笑)
とはいえ、気が付けば立春を迎えました。
晴れた日の日差しには、心なしか春を感じる季節になりました。




  1. 2013/02/10(日) 19:28:48|
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